中学1〜3年
高校1〜3年
令和7年度 公式データ 可児高校・加茂高校 vs 愛知県の高校——数字が示す中間層の現実|可児市|高校受験|大学受験
「可児高校に入れたから大丈夫」
そう思っている保護者様に可児・加茂高校と愛知県の同偏差値帯の高校の大学合格者の割合を見ていただきたいと思います。
ただしその前に、一つお断りがあります。
「人数」ではなく合格者の「割合」で比べます
愛知の高校と岐阜の高校を単純に合格者数で比べると、愛知の高校が圧勝します。
それは当然のことで、定員が多いからです。
愛知の高校は1学年320〜360人の学校が多く、可児高校(240人)・加茂高校(280人)より規模が大きい。
同じ土俵で比べるには、「卒業生のうち何%が合格したか」という割合を使う必要があります。
以下の数値は合格者数÷卒業生数(定員+浪人生約15人)で算出した割合です。
比較の目的は岐阜の高校を批判することではありません。
同じ偏差値帯であっても、入試倍率の違いから生まれる「入学時の学力差」がその後の進学実績にどう影響するかを、データで確認することです。
可児高校vs 愛知5校
比較校:名東高校(335人)・昭和高校(375人)・西尾高校(335人)・江南高校(335人)・横須賀高校(335人)
※R7(2025年)公式データの延べ合格者数
横須賀のみR6
卒業生数は定員+浪人生約15人で算出。
① 名古屋大学——上位層では差が小さい
| 高校 | 合格者数 | 割合 |
|---|---|---|
| 可児高校 | 3人 | 1.2% |
| 名東高校 | 14人 | 4.2% |
| 昭和高校 | 4人 | 1.1% |
| 西尾高校 | 23人 | 6.9% |
| 江南高校 | 16人 | 4.8% |
| 横須賀高校 | 12 | 3.6% |
可児と昭和はほぼ同水準です。
名大レベルの最上位層はどの高校にも一定数存在します。
つまり入試倍率の差は最上位層の厚さにはそれほど影響しない。
差が顕著に出るのは次の「中間~上位層」が受ける大学です。
② 名古屋工業大学——ここで差が開く
| 高校 | 合格者数 | 割合 |
|---|---|---|
| 可児高校 | 1人 | 0.4% |
| 名東高校 | 14人 | 4.2% |
| 昭和高校 | 9人 | 2.4% |
| 西尾高校 | 9人 | 2.7% |
| 江南高校 | 19人 | 5.7% |
| 横須賀高校 | 14人 | 4.2% |
可児 vs 愛知5校2.4〜5.7%
名大では差が小さかったのに名工大では一気に開きます。
これは「最上位層はどこにもいる」一方で、その一段下の中間上位層(国公立を狙えるレベルの生徒の数)に差が出ていることを示しています。
1.01倍の入試をくぐり抜けた集団と1.7〜2.9倍の競争を突破してきた集団では入学時点での中間~上位層の学力の厚みが違うのです。
③ 国公立大 合計
| 高校 | 合格者数 | 割合 |
|---|---|---|
| 可児高校 | 74人 | 31% |
| 名東高校 | 116人 | 35% |
| 昭和高校 | 109人 | 29% |
| 西尾高校 | 200人 | 60% |
| 江南高校 | 184人 | 55% |
| 横須賀高校 | 155人 | 46% |
可児・名東・昭和は近い水準にあります。
一方、西尾・江南・横須賀とは大きな差があります。
愛知の5校の中でも倍率が高い学校ほど国公立進学率が高い傾向があり、この偏差値帯の高校だと「入試でどれだけ競争を経験したか」が3年後の国公立合格率に比例して現れています。
④ 南山大学——中間層の厚さが最も鮮明に出る大学
| 高校 | 合格者数 | 割合 |
|---|---|---|
| 可児高校 | 38人 | 16% |
| 名東高校 | 154人 | 46% |
| 昭和高校 | 182人 | 49% |
| 西尾高校 | 160人 | 48% |
| 江南高校 | 153人 | 46% |
| 横須賀高校 | 213人 | 64% |
可児16% vs 愛知5校46〜64%
約3〜4倍の差
南山大は国公立合格レベルの受験生が地元志向で集中して受ける大学で、偏差値の数字以上に競争が激しいですが、それでも愛知5校は卒業生の半数前後が合格しています。
これは入試倍率の高さが生んだ
「中間層の厚さ」——高校3年間を通じて競争意識を持ち続けた生徒の数がそのまま南山大合格者数に反映されています。
「南山大くらい大丈夫でしょ」と考える人もいますが、その競争を知らないからかもしれません
⑤ 名城大学
| 高校 | 合格者数 | 割合 |
|---|---|---|
| 可児高校 | 64人 | 27% |
| 名東高校 | 175人 | 52% |
| 昭和高校 | 193人 | 52% |
| 西尾高校 | 249人 | 74% |
| 江南高校 | 234人 | 70% |
| 横須賀高校 | 223人 | 67% |
可児27% vs 愛知5校52〜74%
最大で約2.7倍の差
名城大も経済的に関東・関西の難関私大の代わりに地元で受ける受験生が多く、見かけの偏差値より入試の実態は厳しい大学です。
その名城大に愛知5校は卒業生の半数以上〜7割超が合格しています。
可児高校から南山大・名城大に合格する生徒ももちろんいますが、「準備を早く始めた生徒」と「高3から本腰を入れた生徒」では、到達できる大学のランクに明確な差が出ています。
加茂高校vs 愛知5校
① 国公立大 合計
| 高校 | 合格者数 | 割合 |
|---|---|---|
| 加茂高校 | 50人 | 18% |
| 熱田高校 | 46人 | 14% |
| 高蔵寺高校 | 95人 | 28% |
| 津島高校 | 68人 | 23% |
| 東海南高校 | 51人 | 15% |
| 安城東高校 | 148人 | 40% |
加茂は熱田・東海南と近い水準で、この3校は国公立進学率が同程度です。
一方、高蔵寺・安城東とは10〜22ポイントの差があります。
加茂が18%という数字は、このエリアで早くから準備を始めた生徒が一定数いることを示している一方で、「もっと準備が早ければ高蔵寺・安城東のレベルに届いた生徒がいたはず」とも読めます。
この卒業生の入試倍率は1.0倍を超えていましたが、入学段階での学力の幅が広く、上位層と中間層の差が埋まりにくい構造があります。
② 南山大学——差が最も顕著
| 高校 | 合格者数 | 割合 |
|---|---|---|
| 加茂高校 | 5人 | 1.8% |
| 熱田高校 | 83人 | 25% |
| 高蔵寺高校 | 86人 | 26% |
| 津島高校 | 52人 | 18% |
| 東海南高校 | 84人 | 25% |
| 安城東高校 | 73人 | 20% |
加茂1.8% vs 愛知5校18〜26%
この差は単純な学力差ではありません。
南山大には、本来なら立命館大・同志社大や関東圏の難関私大に合格できるレベルの受験生が地元志向・経済的理由で集中して受験してきます。
愛知5校の生徒は中学時代から高い競争意識の中で鍛えられているため、その「ガチ勢」と渡り合える準備が自然にできている。
加茂から南山大を目指すなら、愛知の同偏差値帯の高校生と同じ準備量では足りない。
この数字はそのことを示しています。
③ 名城大学
| 高校 | 合格者数 | 割合 |
|---|---|---|
| 加茂高校 | 59人 | 21% |
| 熱田高校 | 63人 | 19% |
| 高蔵寺高校 | 219人 | 65% |
| 津島高校 | 148人 | 50% |
| 東海南高校 | 157人 | 47% |
| 安城東高校 | 140人 | 37% |
加茂と熱田は近い水準ですが、高蔵寺・津島・東海南とは大きく差がついています。
名城大は南山大同様、地元志向や経済的な理由で関西・関東の難関私大に合格できるレベルの受験生も名城大の理系学部を中心に受験することがあります。
加茂から名城大を目指す生徒が「どうせ受かるでしょ」と構えてしまうのは、この競争の実態を知らないためです。
名城は準備なしに受かる大学ではありません。
④ 愛知大学
| 高校 | 合格者数 | 割合 |
|---|---|---|
| 加茂高校 | 18人 | 6.4% |
| 熱田高校 | 79人 | 24% |
| 高蔵寺高校 | 91人 | 27% |
| 津島高校 | 120人 | 41% |
| 東海南高校 | 123人 | 37% |
| 安城東高校 | 148人 | 40% |
南山大・名城大だけでなく、愛知大でも同じ傾向が出ています。
これは個別の大学との相性の問題ではなく、中間学力層全体の厚さの差です。
加茂高校に入学した時点で「自分は十分勉強できる」と感じていても、愛知の同偏差値帯の高校では中間層に位置する生徒たちと大学入試で真正面から競うことになります。
その差を高3になってから縮めようとしても、時間が足りない。
だからこそ、高校入学直後から動き始めることが重要なのです。
データから見えてくること
ここで改めて確認したいのは、「岐阜の高校の生徒が劣っている」という話ではないということです。
可児高校の倍率は1.01倍 加茂高校は0.86倍
一方、愛知の比較校は1.2〜3.2倍
入学してくる生徒の学力の幅が、スタート時点から異なります。
愛知の高校では激しい競争をくぐり抜けてきた生徒が集まるため、その緊張感が3年間の学習習慣を底上げします。
一方、低倍率の高校では入学段階での学力の幅が広く、上位層と下位層の差が大きくなりやすい。その環境の違いが3年後の進学実績の差として現れているのです。
「可児高校・加茂高校に入れたから大丈夫」ではなく
入ってから早く動くが大事
このデータをお見せするのは、可児・加茂を否定したいからではありません。
可児高校・加茂高校はこのエリアでは学力が高い生徒が集まる学校です。
問題は学校ではなく、「合格した時点で安心して、準備をやめてしまうこと」にあります。
大学受験の時点で全国の高校生が同じ目標の大学に合格するためのライバルになる事を早い時期に知ることが大切です。
「可児高校・加茂高校に合格したわが子に、今から大学入試の準備を始めさせたい」
そう思った保護者様は、まずお気軽にご相談ください。
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