中学1〜3年
高校1〜3年
「前日ゲームしてました」でも成立してしまう入試——その先に待っている現実|可児市|高校受験|大学受験|
「高校入試で落ちることなんてないでしょ」
可児・加茂エリアで高校受験を控えたお子さんがこういう感覚でいることは珍しくありません。
それは責める話ではありません。そう思えるくらい、受験のプレッシャーが小さい環境にいるということです。
でも、大学受験で同じ土俵に立つ愛知の高校生たちは、中学時代から全く違う「受験の世界」を生きています。
愛知の中学生が経験する
「高校受験」の現実
私の周辺にいた愛知の受験生の話をさせてください。
私の出身中学は地元でも学力が高い生徒が集まっている事で有名でした。
その中学校は1学年約300人。定期テストで400点近く取っても、上位100番に入れないこともある学校でした。上位30番に入るには450点以上、トップ10〜15に入るには470点以上が必要で、学年1位は毎回490点台でした。
内申点も容赦なく、数学の定期テストで中間・期末とも80点を取ったにもかかわらず、内申点が「4」だった事もありました。
点数だけでは内申点は決まらない。
授業態度、ノートの作り込み、発表の回数、先生への印象管理まで含めて「内申点」が決まる世界です。
ただし、愛知の中学が全てこういった環境ではありません。私がいた中学が特別レベルが高かっただけです。
そういう環境の中で、生徒たちはどう動いたか。実際にあった話です。
エピソード①
内申点が下がり、大泣き
中学最後の内申点が2下がってしまい、「これだと入試に失敗する。」と本気で泣いた生徒がいました。
第1志望校の受験当日は極度の緊張から実力が出せず、得点率は普段より下がって約83%。結果、第1志望校は不合格、第2志望校に進学しました。
しかしその悔しさをバネに3年間勉強し続け、現役で名古屋工業大学に合格しました。
エピソード② 内申点に泣き、第1志望校に不合格
学年トップクラスの実力を持ちながら、内申点が40を下回っていた生徒がいました。
高校入試当日点は得点率93%を叩き出したにもかかわらず、内申点が足を引っ張り第1志望校は不合格。第2志望校に進学しました。
もともと高かった実力はその後も伸び続け、現役で横浜国立大学に合格しました。
その他のケースと結論
他にも
高校入試の当日点で80%を得点したにもかかわらず、内申点が低かったために第1志望校に不合格となったケース
逆に内申点が40近くあったにもかかわらず、当日点が70%程度にとどまり第1志望校に不合格となったケースもあります。
つまり愛知の高校受験では、内申点と当日点の両方を合格ラインに載せなければ、普通に落とされます。
内申点を上げるために授業態度を徹底し、ノートを工夫し、発表の機会を逃さず、先生の評価を意識して3年間を過ごす。
当日点を取るために徹底して対策し、過去問を解き続ける。
進学校に進学する愛知の受験生は当たり前にこういった努力をしています。
可児近辺の「受験の日常」は
可児高校・加茂高校を志望する生徒の中でさえ、前日までゲームをして「まあ落ちることはないでしょ」と構えているケースもあります。
これは能力の問題ではありません。
そう構えていられるくらい、受験のプレッシャーが小さい環境にいるということです。
可児高校(倍率1.01倍)・加茂高校(倍率0.86倍)は、競争が起きにくい構造の入試です。
もちろん、このエリアでも必死に勉強している生徒はいます。
ただ「必死にやらなくても高校には入れる」という空気が周囲に漂いやすいのは事実です。
Risk 01|高校入試の時点で、すでに勉強量・競争意識に差がついている
名工大に進んだ生徒は第1志望校不合格の悔しさを3年間の原動力にしました。
横浜国立大に進んだ生徒は93%得点しても、内申点で落ちる世界で鍛えられた実力をそのまま大学受験に持ち込みました。
彼らが中学時代に身につけたのは単なる学力だけではありません。
「内申1点、当日点1問が合否を変える」という緊張感の中で勉強する習慣と、本番プレッシャーの中で力を出し切る耐性です。
この経験が土台にある受験生と、「まあ落ちないでしょ」という感覚で高校に入った受験生が、高校2〜3年で同じ大学を目指すことになります。
Risk 02|競争意識が育ちにくい環境
愛知の進学校では厳しい高校入試を勝ち抜いてきているため、大体同じくらいの実力から高校生活がスタートし、切磋琢磨します。
入試をくぐり抜けた仲間がいるからこそ、勉強への緊張感が維持されます。
倍率が低く「なんとなく入れた」生徒が多い環境では周囲に流されやすく、意識の高い仲間が周りにいないと「これくらいの勉強で大丈夫でしょ」と楽観的に考えてしまう事もあります。
可児高校の授業レベル自体は高く、見合う学力なしに入学すると授業についていけないケースも実際にあります。
人間は環境に左右される生き物
意識の高い集団の中に早く身を置くことが最大の対策になります。
Risk 03|塾なしだと「自己評価のズレ」に気づけない
校内の定期テスト・進研模試で上位にいると「自分は勉強できる」と感じやすい。
でも全国・県内模試では中位以下という生徒は少なくありません。
このズレに気づけるのは塾や外部模試など「学校外の評価基準」に触れたときだけ。
塾に通っていない場合、高3の秋に初めて現実を知り「なぜもっと早く気づかなかったのか」となるケースが非常に多いです。
校内順位と全国順位はまったく別物
外部の基準に早く触れるほど、修正できる時間が増えます。
「スタートのタイミング」が、3年後を決める
名工大に進んだ生徒も横浜国立大に進んだ生徒も高校入試で第1志望校には落ちています。
でも彼らは「悔しさ」を持ったまま高校に入り、そこから動き続けました。
可児・加茂から南山大・名城大・国公立大に届く生徒も同じです。
「自分は今、愛知の同偏差値帯の高校生より出遅れている」という現実を早く知り、そこから本気で動いた生徒が合格をつかんでいます。
その気づきを高3の秋ではなく、今日持ってほしいです。
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