中学・高校生の皆さん 「現代文の勉強」やってますか?

先日、高校2年生の文系の生徒(国公立大志望)と話していて
先生「○○くんは古典の勉強もしっかり取り組んでいて偉いね!ところで、現代文って夏休みの間は勉強してる?」
生徒「え、現代文ですか?全然やってないです。なんとなくいけるかな~って思ってて。」
先生「じゃあ評論文でよく出てくる”パラドックス”の意味を分かりすい言葉に置き換えて説明してみて。」
生徒「パラドックス???」
先生「お~い、パラドックスは”一見間違っているように見えるけど、実は真理を表している表現”っていう意味だよ。その感じだと高校で買った”現代文単語”も全くやってないでしょ。」
生徒「現代文単語は学校で単語テストをやってないので、全然中身を見た事もないです。」
先生「いやいや、現代文単語こそちゃんとやらないと大学入試で高得点を安定させる事は難しいよ。英語や小論文にも繋がるから、2年生の内にしっかり取り組んでね!」
といったように、現代文で高得点を取れていないのに全く勉強していない高校生は多いです。
私大志望の理系の子がやらないのは分かりますが、文系生がやっていないのは大問題です。
国語はセンスだと思っている人もいらっしゃいますが、当然ながら現代文にも「小説」と「評論文」の勉強方法はあります!
評論文
・接続詞を意識して「問題を解くために必要な文」と「不要な文」に分ける
・高校生は文章の背景知識も知っておく
・選択肢に×を付ける理由も文章から見つける
小説文
・小説は「主人公の心情の変化」と「心情が変わったきっかけとなる出来事」を繋げる
・心情語の意味をしっかり覚えておく
これだけを意識して勉強するだけでも読み方は変わってくると思います。
他にも選択肢問題を安定させるための技や要約問題のやり方などをしっかり意識して取り組む事が現代文では大事になります。
私は国公立大志望の理系生でしたが、センター試験(現共通テスト)の国語の点数で差をつけるためにスキマ時間を使って現代文単語の勉強もしていました。
特に記述問題を出す国公立大では文章を深く読む事が必要になるので、これを読んでヤバいって感じた人はすぐに本棚に眠っている現代文単語を勉強してみてくだいさい。
それを1冊仕上げるだけでも読解力はかなり上がります!
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