小学1〜3年

小学4〜6年

中学1〜3年

高校1〜3年

理科の勉強は必要?|中学生 高校生|高校入試 大学入試|

中学・高校生の皆さん
そろそろ夏休みに入りますが、理科の勉強はしっかり取り組んでいますか?
中部中学は9/7・9/8に中間テスト、向陽中学・八百津中学は9/1に実力テスト、可児高校は9/18、加茂高校は9/22から前期期末テストがあります。今回のテストは前回よりも中学生はテスト範囲が広く、高校生は内容が難しくなっていきます。
そのため、理科に苦手意識を持っている人はこの夏休み中にテスト範囲の復習を始めないと、もっと点数が下がってしまう可能性が高いです。

特に中学3年生や高校2年の理系選択の方や文系生で国公立大志望の方は理科が苦手だと入試で痛い目に遭うので早い時期から勉強時間を伸ばすようにしましょう。
また、今回は少し前にSNSで話題になっていた理科学習についても取り上げてみました。
興味がある方は是非読んでみてください!

日本の高校生は「社会に出たら理科は必要なくなる」と思っている人が多い?

国立青少年教育振興機構で高校生の科学に対する意識や学習状況を把握するために、令和6年9月~令和7年1月に高校生を対象に「高校生の科学への意識と学習に関する調査」が行われ、将来役に立つ科目として「社会に出たら理科は必要なくなる」について、「とてもそう思う」「まあそう思う」と回答した割合は日本が 45.9%で、4か国中最も高いという結果が出ました。
また、好きな科目として「物理」は 15.7%で、「生物」「化学」と回答した割合はいずれも約2割、「地学」の割合が 7.0%という結果でした。
(参考資料:高校生の科学への意識と学習に関する調査-日本・米国・中国・韓国の比較ー

また、理学部への進学希望者割合も高くないため、理学出身の私としては悲しい結果でした。
これを読んでいる皆さんはいかがでしょうか?
「社会に出たら理科は必要なくなる」という意見が多いという事は一般の方が「いらない」と思える程、理科のエキスパートが社会を支えている証拠でもありますが、理科は社会の技術を支える土台数学は高度な理科を理解するために必要な言語です。
皆さんの生活上でも「お皿を洗う時の洗剤」や「除菌アルコール」など科学は至る所に存在しています。そういった使い方を「先人の知恵」でなくある程度科学的に理解することでSNSで蔓延るデマに騙されないようにする事は非常に大事です。

例えば、
皆さんはコロナが流行った際に使っていた消毒用のジェルに入っている成分が「エタノール」か「メタノール」のどちらが使われているのかをご存知ですか?


「名前1文字しか違わないし、同じアルコールならどっちでもいいじゃん」と考える人もいますが、
エタノールは50%以上の濃度だと、1分間程度で新型コロナウイルスの感染性を失わせると言われているのに対し、メタノールは体内に入ると視神経を傷つけて失明してしまう恐れがあり、「目散る(メチル)アルコール」とも呼ばれることがあるほど危険な薬剤です。
そのため化学の知識が無いまま「同じアルコールだから」と考えて安易に使用すると大変な事になります。
ちなみに今回の話は高校化学を学ぶと「どっちでも良い」という考え方がいかに危険かがよく分かるようになります。

この話を聞いても「社会に出たら理科がいらない」なんて言えますか?
中学の範囲を知っておくだけでもそういったデマに騙されにくくなるので教養として覚えておきましょう。

可児教室ではそういった理科や数学にまつわる話を授業中に沢山伝えます。
理科や数学をもっと勉強してほしいと考えている中高生の保護者様は是非一度京進の個別指導スクール・ワン可児教室までお気軽にお問い合わせください。

京進の個別指導 スクール・ワン 可児教室ページを見る

※イベントやキャンペーンは教室ごとに異なります

投稿日:2025.07.18