中学・高校の定期テストの回数を減らす・テスト廃止の動きについて|可児市|学習塾|中学生|高校生|

2025年から可児市のある中学校で定期テストの回数が6月・9月・11月・2月実施の4回から9月・2月実施の2回に減りました。
中間テストの代わりに単元テストを使って理解度を試し、成績に繋げるようです。
昨今こういった定期テストの回数の削減や定期テスト自体の廃止がよく見られるようになりました。
中学生の中には「テストが減るから勉強しなくていいじゃん!ラッキー!」みたいに考える人もいますが、この変化によって様々なメリット・デメリットが出てくるため、今回はこういった変化についてお話します。
まず簡単に個人的に感じたメリット・デメリットを書いていきます。
メリット
・単元テストを実施することで自分の弱点を見つける事が出来る
→弱点を基に定期テスト対策に繋げる事が出来る
・定期テスト以外が評価されやすくなる
→レポートやアクティビティが評価される
デメリット
・期末テストの範囲が1教科あたり教科書100ページ近くと膨大になってしまう
→結局詰め込み勉強になってしまう可能性がある
・単元テストの日程がクラスによって異なる
・高校・大学受験で大きな差がついてしまう
この中でも私が危惧しているのは高校・大学受験対策で大きな差がついてしまう点です。
高校入試や大学入試対策で重要な要素の1つに「テストに出やすい単元とテストにあまり出てこない単元で優先順位を決めて学習すること」があります。
特に大学入試では国公立大学だと6教科8科目という広い範囲を扱うため、この能力は必須です。
私は中学・高校の定期テストはこの能力を鍛えるためのトレーニングだと考えています。
定期テストは入試ほど広い範囲ではないため、各教科約2単元の中で重要な部分から勉強し、得点につなげる事が出来ます。
しかし、定期テストの回数が減ってしまうと期末テストの範囲が膨大になってしまい、普段から勉強量が多い子でないと自分で優先順位を決めて勉強する事は不可能に近いです。
特に中学1年生は本来であれば狭い範囲から始めて、徐々に範囲を広げる事でテストに慣れさせなければいけないのに、最初の9月のテストから膨大な範囲で勉強しなくてはならないのはかなりキツイです。
また、単元テストについても、上記のように各生徒の弱点を見つけて定期テスト対策に繋げるという大きなメリットがありますが、単元テストの日程がクラスによって異なるため、他のクラスの子たちに内容が伝わってしまう可能性もあり、公平にテストを行う事が難しいという側面もあります。
最後に
色々と意見を書きましたが、まずは今行っている単元テストが定期テスト対策に繋がる事を知っておいてください。
繋げ方を知っておくだけでも定期テスト対策で効率よく勉強を進める事が出来ます。
ただし、「勉強の優先順位のつけ方」は学生1人で考えてもなかなか身に着ける事は難しいため、その時は可児教室に頼ってください。
高校入試・大学入試共に豊富なデータを持っているため、情報力で他の受験生に差をつける事が出来ます。
学校の指導だけで入試に対応できるか不安な方は是非一度、可児教室までお問い合わせください。
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