千葉県内の3大学から考える年内入試の状況
11月に入って今年の大学総合型選抜入試の結果公表も出始めたのでデータ収集と分析を行っていました。
千葉県内の3大学(千葉商科大学・千葉工業大学・神田外国語大学)のデータを分析すると以下の通りになります:
・千葉商科大学
総合型・給費生ともに年内入試の合格者を大幅に減らしています。
昨年の一般選抜での入学者比率が11.0%、総合型・学校推薦型が80.3%と一般の割合が極端に低かったので調整を行っていると考えて良いでしょう。
各大学の一般選抜での入学者比率が30%以上が多い中では数字の低さが際立っています。
2025年度の合格者/受験者の割合は70.7%に対して2026年度は50.4%。
受験者は昨年度から117.1%ですが合格者数は475名→397名と80名近く減となっています。
・千葉工業大学
今年の入試に関しては合格者数が出ていませんが総合型に関しては昨年並みとなっています。
千葉工業大学の総合型選抜は教室でも対応したことがあるのでよくわかりますが、「講義受講+レポート作成・講義後試験」のため難易度は高いです。
講義後の試験も大学授業レベルですので科目指導の講師が「高校生は解けないでしょうね」とコメントしていましたが、実際には出願書類なども総合して合否を出しますので対策自体は必要です。
延べ受験者が昨年は全国1位になりましたが一般選抜での入学者比率も48.3%になります。
指定校推薦が31.2%と多いのも特徴ですが、留年率も東京理科大か千葉工業大学かと言われるくらい多いので理系の年内入試に関しては合格者は合格後も勉強して共テをしっかり受けておくことが大事だと思います。
もちろん全員がそうではなく教室の卒業生も総合型で合格しましたが留年せず楽しく?勉強しているそうです(本人談)。
・神田外国語大学
昨年まで推薦合格者が増えていた大学です。
2023→2025の比較では志願者168.4%増で合格者は129.6%と倍率は上がっていて推薦での入学者は多くなっていますが合格者数を抑えていることが分かります。
各種推薦含め年内入試での入学者が73.1%は正直多いと感じます。
一般での受験者に関しては千葉在住の生徒は共テ利用で押さえとしてエントリーして都内の大学を目指す傾向があるのと、幕張は都会とはいえ都内からの越境入学は少ないと判断します。
みんなの高校の2024年度高校別受験者数では千葉県の高校生は60%、東京埼玉茨城が各6~8%となっています。
上記3校を比較して言えることは「年内入試は受験者が増えているが合格者は比例して増えていないか減っている」です。
大学側は早めに定員確保をしたいので年内入試は継続しますが「学力を伴う人」を入学させたいという矛盾が生じます。
何回か書いていますが卒業生で一般選抜で進学した人は「年内入試の人たちが(特に)英語で苦労している」と話しています。
個人的には共テは受けてほしいと考えていますが、少子化で大学の数も現状それほど減っていないことを考えると「一定レベル以上を保っている大学」と「まず定員確保を目指す大学」の学力格差が広がっていくことになると危惧しています。
同じ外国語系の大学学部でも「卒業までにTOEIC700点を目指す」というところと「卒業までにTOEIC550点を目指す」というところもあり様々です。
大学でしっかり鍛えてくれるところをリサーチしておくことで「何をしておくべきか」が見えてくるはずです。
はっきりいうと「評定を上げる=普段の勉強をしっかりしておく」に尽きます。
現時点では大学の淘汰は進んでいないので年内入試重視の傾向はしばらく続くと予想しますが、大学の総定員が減っていくか学力重視の方針に切り替えると年内入試は厳しい入試に変わっていく(既に起きているとかんじています)ことも意識しましょう。
※イベントやキャンペーンは教室ごとに異なります