高校授業料無償化が少しずつ動き始めています
来年度から開始予定の「高校授業料無償化」ですが今月から動きが出始めました。
まず与党と日本維新の会で協議が行われ「留学生を除く」条件で話が進んでいます。
来年度予算には金額を伴わない「事項要求」となっていますが詳細が固まれば各高校も具体的に動くことができるようになりそうです。
私立高校の先生方から話を伺っていますが、今年は説明会などの参加者はやはり多いそうです。
公立高校と比較するとやはり施設・学習環境面で差は出るということになります。
個人的な見解ですが大学進学を考えている場合で特に推薦での進学を考えている場合には注意が必要です。
まず入学者が増えても指定校推薦の数が増えないので競争が激しくなる点です。
私立は公立に比べ指定校推薦の人数は多くなっていますが入学者が増えた=指定校推薦枠も増えるということではありません。
例年春先に各高校が大学に指定校推薦枠の依頼を行いますのであくまでも従来の実績等により人数は決まります。
最近の傾向としては附属校系列校枠を増やす大学も増えているので注意が必要です。
次に高校のカリキュラムが大事になる点。
個人的には偏差値60に近い私立高校の場合は勉強もかなりのレベルで勉強させるので指定校でも各種推薦でも一般でも進学種別で学力に差はないと考えています。
普通科(総合進学コース)で偏差値50台の場合は学校プリントをしっかり勉強しておけばそこそこ点数(評定)が取れる場合があるのですが一般受験が2割くらいという場合があり、年内入試で決めきれない場合は受験勉強を春先から行っていない場合はかなり厳しい入試になると考えていますし、実際「行けるところに進学する」という状況になってしまいます。
逆に公立高校の場合指定校推薦自体は少なめですのでどちらが生徒さんに合っているかということになるでしょうね。
いずれの場合でも大学に進学してから授業について行けるようにすることには変わりありません。
大学も既に学校を選ばなければ入学できる全入時代に入っています。
現状は教室の生徒の皆さんは「一定レベル以上の大学に進学したい」という人が大部分ですね。
特に英語に関しては皆さん英検2級を取得するなどかなりシビアに考えて勉強していることが分かります。
一定レベル以上の大学では「高校の内容は当然できるでしょ」というスタンスで授業を行います。
そのために進学志向を持っている人は高校選択をしっかりと考えて行いましょう。
※イベントやキャンペーンは教室ごとに異なります