医療系大学希望者は入学者→就職者までの数字をチェックしましょう
連日暑い日が続きますが教室は夏期講習の生徒、自習に来る生徒が多くいます。
明日で夏期講習期間の半分が終了になりますが、勉強の内容が深まっているので9月からが楽しみです。
5月からは指導を行いながら大学入試関係の各種データを整理しています。
今日は教室でも毎年進学者がいる医療系の大学についての情報です。
受験校を決める際の目安となるのが国家試験合格率および学費となりますが、当然100%近い大学に皆さん注目します。
僕も様々な大学のオープンキャンパスに参加して大学関係者の方から話を伺っていますが、今回は「入学してから4年で国家試験合格、就職までスムーズにいくことができるか」に着目して千葉県内の理学療法学科6校(1校は千葉県内に校舎があるが都内通学)・看護学科18校のデータを整理してみました。


※基本的に厚生労働省データおよび各大学の情報公開データに基づいて数字を算出しています
※黄色い枠はデータ不明のため空欄または各年度のデータを参考に推定数値で表示しています
最後のピンクの欄の「正規就職者/入学者(最終歩留まり)」が高いほど途中での留年者・中退者・国試不合格者が少ないという目安になります。
この傾向は各大学の受験者のレベルの違い、推薦と一般選抜での入学者比率にも関係しています。
また大学によっては新卒志願者と受験者数にかなり開きのある場合がありますが、卒業試験を通らなかった人は国家試験を受けられないというルールがある場合は開きが出ます。
一般的に大学をストレートで卒業するのは80%くらいと言われていますので卒業率を見る限りでは専門系大学もそれほど大差ありません。
ただし国家試験を経て専門職に就くことを考えると大学によってばらつきが出ていることが見えてきます。
志望校選定の際には「正規就職者/入学者(最終歩留まり)」をチェックしてみることもお勧めします。
同時に入学してからは基礎学力が非常に重要になりますので受験勉強は推薦入試希望であってもしっかり行いましょう。
※イベントやキャンペーンは教室ごとに異なります