小論文は周辺知識も押さえましょう

夏期講習スタートと同時に「年内入試対策」も本格的にスタートしました。

小論文は書き方の説明を行い、志望校別の傾向と過去問、面接内容などは集められる情報をすべて集め分析・整理した上で生徒保護者の方と情報を共有して指導を行っています。

受験生には「まず専門知識を早く覚えなさい」と話し、既に時事ネタ本は複数冊読み進めてもらっています。

ただし、教室にある新聞ストックからも「情報を探してください」とアドバイスしています。

新聞記事はウェブ経由の情報より文章量が多く、大学によっては新聞記事を多用してくる場合もありますが、自分で情報を収集して整理・分析する最適な素材の一つと言えます。

例えば「高齢者だライバーの運転免許自主返納」をテーマに取り上げた小論文の場合、「高齢者人口が増加しているから交通事故の数が増えている」は典型的なフレーズ。

日本の総人口が減少傾向に転じている中で、そして若年層で自動車を保有する割合が減少している中で相対的に高齢者ドライバーの割合が増えていることを考えるべきです。

同時にニュースをチェックしていると分かりますが高速道路の逆走も高齢者ドライバーだけではなく、外国人ドライバーが自国の感覚で逆走したりタクシーが出口を間違えて逆走しているなど様々な原因が見えてきます。

そうすると「高齢者ドライバー=認知機能と肉体機能低下に伴う事故の確率が上昇する」は事実としても逆走などはすべてが高齢者ドライバーの責ではないことが分かります。

75歳以上の高齢者ドライバーが免許更新を行う際には認知機能検査が義務付けられているのと(驚くのは対策本が販売されていることですが)、家族や周囲の方(医療従事者を含む)が運転免許自主返納を勧めることも事故のリスクを減らすことにつながっています。

高齢者ドライバーのテーマは頻出ですので都市部と地方では状況が異なることも考慮しなければいけません。

「都市部と地方では状況が異なる」という点は周辺知識になります。

都市部は移動手段が充実していますが、千葉でも少し都市部から離れると交通の便は一気に悪くなりますし地方だとバスは朝夕の数便、電車も1時間に1本(これは僕の地元の話ですが)というところは普通にあります。

今後も人口が増える見通しは立たないので自己責任で運転する、そうしないとスーパーにも病院にも行けないという状況です(実際うちの母親は病院に行くときはタクシーを利用しています)。

今述べている周辺知識は「地方の過疎化の影響」になります。

ですから事故のリスクを減らすために「高齢者ドライバーの運転免許自主返納」を促すことは流れとしては大事ですが、同時に各種事情を考慮して返納後の生活の質(クオリティ・オブ・ライフ)を維持する手段を講じる必要があることを小論文として書くべきだということになります。

以上、周辺知識を持つことで物事を一面からだけではなく多面的に考えることができる=小論文を書く際の切り出し方が増えることになります。

年内入試を考えている受験生の皆さんは専門知識以外に周辺知識も頭に入れた上で準備を進めましょう。

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投稿日:2025.07.25