英検2次試験は難しく考えすぎない
今週末と来週末は英検2次試験が各会場で行われます。
教室に通う生徒の皆さんも1次試験を通過して2次試験に向けて準備を行っています。
教室で2次試験対策を行っていますが徐々に答えられるようになっていますね。
ただしまだ改善点はありますのでいくつかアドバイスを行っています(今回は準2級プラスには触れません)。
1. それぞれの設問には解答パターンがある
3級・準2級までのそれぞれ問1~3は問1が According to the passage で始まり、後ろはHow か Why になります。
したがってそれぞれBy ~ing, Becauseで解答を行いましょう。
答えは本文中の文章から見つければ良いのですが、Such, Theseなどの代名詞がある場合はもうひとつ前の文章から言い換えの前の文章を持ってくること、主語は代名詞で答えることなどで完答になります。
3級の人は問2と問3が What is he doing? の現在進行形の問か What is he going to do? の未来の問いになっているケースがほとんどですので勘違いしないように注意しましょう。
あとは He talking on the phone などのように is を抜かしてしまう場合がよく見受けられますので気をつけたいところです。
準2級も絵を見て5人が何をしているかという質問は過去問をできるだけ多くチェックしておくと必ず同じ答えが見つかります。
答えにくい文としては A girl is watering flowers.(少女は花に水をあげています)やA boy is feeding birds.(少年は鳥に餌を与えています)など。
talking on the phone など決まった表現は覚えておくこと。
2. 後半2問は自分の考えをシンプルな英語で述べる
後半の2問は自分の考えを述べる問題ですが、準2級までは難しく考えずにplay tennis, study math など自分は何をするか聞かれた時に答えるパターンを作っておくと楽になります。
真面目な人ほど難しく考える傾向にありますね。
3級は一文で大丈夫ですが準2級と2級は二文で答えることになります。
むずかしく考えすぎて難しい表現を使おうとして答えきれないということも練習中に起こりますので、「中学生レベルの英語でも構わないので面接官に分かりやすく説明してください」とアドバイスしています。
英語で質問があってすぐに答えるので日本語変換している時間はありません。
英語で考えながら答えることになりますので「すこしゆっくりでもよいのでしっかり答えてください」とコメントします。
長々と話していると途中で自分自身が何を言っているのかわからなくなります。
僕は人体実験が好きなので自分でも2級までは「大学入試で100点がもらえる2級の2340スコアを超えるためにはどんな感じで4技能を攻略したらよいか」も試しています。
とにかく差が付きやすいのはライティング。
作文は基本的に減点法ですので易しすぎない英語でしっかり書ききれば満点近くもスコアは取ることが可能です。
ちなみにスペルミスは1単語-2スコアです。
リーディングとスピーキングは正直あまり差が付きません。
スピ―キング(2次試験)は単独での評価となりますが実はこれもスコアはそれほど伸びません。
僕が2級で23/25点でしたがスコアは530/650でしたのでスコアアップするためにはライティングがポイントだと言えます。
ちなみに僕が回答するときは非常にシンプルに、例えば「親が高校生や大学生に干渉することについてどう思いますか」と質問されたら「学生たちは将来自分で考え判断していかないといけません。ですからしっかり考えて生きていくことが必要だと真面目に考えるべきです」くらいの内容でした。
3. 2次試験対策で練習するのは1日2回分
スピーキングは慣れが必要です。
ただし教室では1日2回分までと決めてできるだけ毎日練習を行ってもらっています。
2回集中して答える練習を行うと皆さんかなり頭を使うので普段の勉強とは違った疲労が出ますね。
ですから頼まれても精度が下がっていくので2回までと決めています。
そのかわり毎日練習すれば確実に精度は高まります。
今日は英検の2次対策についての話でしたが出題傾向を押さえ必要な対策を取ることは受験と全く同じです。
異なる点は準備期間が2週間または3週間という点でしょう。
時間的な制約はありますので「シンプルに答える」ことを意識することが大事になります。
※イベントやキャンペーンは教室ごとに異なります