医療系の大学学部は国家試験合格率以外もチェックしましょう
来週から7月に入ります。
7月後半からの夏期講習の準備も着々と進めています。
僕の担当は小論文含む年内入試対策全般になりますので、すでに受験校が分かっている人に関しては受験までの対策を順番に行えるように準備を終えてチェックに入っています。
高1・2生も夏の学校課題は「オープンキャンパス参加」がかなり多いですね。
教室でも毎年看護・医療系への進学希望者が一定数います。
皆さん国家試験合格率を気にされますが、個人的には入学者のうち何名が国家試験を受験したかも確認しています。
近くの淑徳大学さんの看護栄養学部看護学科ですと例年100名ちょっとが入学、途中の退学者数は10名程度で推移して残りが卒業試験を経たうえでほぼその人数が国家試験受験者となっています。
卒業試験に合格して卒業資格を得た上で国家試験に臨むことになりますが、卒業できない=国家試験受験資格がなくなるということになります。
千葉県にある大学に関しては一通り確認をしてありますが、大学学部によっては20%近くが国家試験受験資格を得られないというデータもあります。
資格職に関しては大学卒業の学力がないと国家試験を受けさせてもらえないケースが多いので文字通り「入りやすくでも出るのが難しい」代表例です。
実際大学の説明会で疑問点は担当者の方に直接伺うことも多いです。
大学の説明会では冒頭に「本当にこの学部学科で良いのかしっかり考えて志望する人に来てほしい」と話す場合もあります(説明会に参加するとそこから入る学校は多いですね)。
大学側のミスマッチを減らして4年(6年)でしっかり卒業できる学力をつけて国家試験に臨んでもらいたいという気持ちがよく伝わってきます。
脱落者をほとんど出さない大学もありますし、どうしても途中で諦めてしまう人が多い大学もあります。
しっかり勉強をしておけば問題なく卒業から国家試験合格まで到達できますし、全国の大学の4年での卒業率が80%くらいであることを考えると低い数値ではないとも言えます。
これからの受験を考える皆さんは情報公開ページが各大学にありますので確認しておくと良いでしょう。
そこで疑問に感じた点を説明会等で確認しておくことも大事だと思います。
※イベントやキャンペーンは教室ごとに異なります