今年の大学入試小論文に出やすいテーマ
今週は夏期講習の準備を行っています。
僕の担当は高3生の各種推薦対策(小論文・事前課題・志願理由書)などの文章関係、小中は全科目、高校生は文系科目と一部理系科目になります。
もっとも信頼できる先生が多くいますので高3生の各種推薦対策が主な担当になる予定です。
ということで今年度入試の小論文で出題されそうなテーマを考えて「模擬問題」として生徒の皆さんに書いてもらう予定です。
現在「今年の大学入試小論文に出やすいテーマ」を考えていますが今までに出ているもの以外ですと以下の通りになります:
・AIの進歩に伴う影響(フェイクニュースなど)
・世界のグローバル化において出始めている変化(アメリカの動向など)
・食の安全
まだまだありますがこの三点を例として挙げておきたいと考えました。
・AIの進歩に伴う影響
「AIが人間にとって代わるか?」というテーマは既に頻出になっていますが、最近では「感情を持っているAI」というニュースも報道されました。 → BBCニュースジャパンに移動します
昨年までは「AIは人間のサポートをする役割」「完全にとってかわられるのではなく共存していく」というポジティヴな考え方で書くパターンでしたが、今年は「フェイク画像」が問題になっています。
以前にも熊本地震の時に動物園からライオンが逃げたとフェイク画像付きで情報が拡散されましたが、各種SNSなのでは何が真実で何がフェイクなのかわからないことも多くなっています。
「進歩しすぎたから」こそ使う側の人間のモラルが求められる、ルール制定が必要になるという状況になっていると言えます。
・世界のグローバル化において出始めている変化(アメリカの動向など)
アメリカがトランプ政権になってから「反グローバル化」の傾向が一気に強くなりました。
例えばDEIという言葉がありますがDiversity(多様性)、Equity(公平性)、Inclusion(包括)の略称で普段あまり聞かないですね。
DとIは皆さん知っていると思いますがEに関してはEquality(平等性)ではなくEquity(公平性)、これは障がい者や様々なハンディキャップを持つ人が平等ではなくレベルは違っても公平であるようにとの考えからです。
ハーバード大学の留学生のビザ問題も反DEIという解釈になります。
またLGBTQ+の問題に関しても共和党は保守寄りでありどうしても反LGBTQ+の傾向が出るということです。
ちなみにカトリック・正教会も保守的な傾向が強いのですが、日本だと宗教的傾向が薄まるためピンとこない人が多いわけです。
・食の安全
グローバル化は経済だけではなく食料についても言えることです。
日本で自給できるのは米だけですが、お隣の台湾では米も自給できません。
ただし先日近くの業務スーパーに行ったら台湾産米が売ってました。
自国内消費だけではなく輸出を戦略的に行うことで万が一の場合は自国内用に回すなどアイデアは考えられます。
特に気候温暖化が急激に起きている現在においては早急に対策を講じて行かないと後手後手に回るということです。
自己考察のためまだまだ書きたいのですが長文になるためここまでにします。
まだまだニュースを拾っていくと気になることは多くあります。
・日本でインバウンドによる様々な影響が出ている問題
・人口減少と増加する外国人との共生方法
こういった点も気になるところです。
ずばり「これが出ます」というのは分かりませんが、「気になるものはすべてチェックしておくこと」は可能です。
特に受験生の皆さんはニュースチェックをして深掘りできるものはしておくと良いでしょう。
※イベントやキャンペーンは教室ごとに異なります