文章が書ける人は論理的に考えている
先週からの保護者(三者)面談は今週末で終了予定です。
高3生は志望校が決まっている人・おおよそ決まってきた人といった状況ですので、動ける範囲で情報収集を始めています。
鎌取教室は例年70%くらいの割合で年内入試の生徒がいます。
志願理由書関係から始まり小論文・適性検査・事前課題・面接など流れに沿って対策を進めていきますが、受験生の皆さんに合わせた夏からの指導イメージがほぼつかめてきました。
年内入試は志願理由書を始めとしてとにかく「文章」を書かなければいけません。
ブログでは良く書いていますが「国語力」は大事です。
より具体的には「論理的に文章が書けるか」という一点に付きます。
既に国語(現代文)の指導に入っている生徒もいますが、受験勉強のテキスト(問題集)では「どうしてこの答えを選んだのか」と必ず質問をしています(これは毎年行っています)。
学校の教科書本文もこの時期はテスト対策での評定アップも意識しますので触れていますが、質問する内容は「問いに対する答えは何でそれはどの部分を根拠にしているか」とほぼ同じです。
文章化は行ってもらうのですが「口頭で説明できるか」という点も大事です。
論理的に分かりやすく答える=面接での受け答えがうまくできる という判断材料になります。
7月初めの1学期期末テスト終了後からは一般選抜で耐えられる力を付けながら推薦入試対策をスタートさせますが、「論理的に考える」練習が入ってくるのでかなり頭を使うことになります。
昨年も10名近く僕が対応しましたが皆さん最初から上手に組み立てはできないので大変だったと思います。
ただ1か月半経つとほとんどの人は上手に論理構成を組み立てられる=適切な表現を使って書けるようになりますね。
以前も書いた通り「この部分はこういう表現の方がしっくりくると思うのですが」と提案してくる人も数名出ます。
そこから先は評定とのにらめっこで指定校推薦の校内エントリーをする生徒もいますが、複数名の競合になってもほとんどの方が選考をクリアしています。
開校以来47/205名が指定校推薦で進学していますが1名だけ2次募集での進学という状況で、約半数は競合者がいて校内選考で通っています。
総合型も東洋大(国際観光)は3.8倍(前年度2.0倍)と結果的には厳しい倍率でしたが無事合格しました(※今年度は基礎学力テストになります)。
「年内入試で進学したい」という人には「文章をたくさん書いてもらうことになります」と事前に話をしています。
もちろん原稿用紙の使い方、適切な表現方法、論理構成の方法などすべて指導していますが、最終的には生徒の皆さんが「フィードバックをすぐに反映させて文章を書く」と8月末から9月初めにはしっかりとした状態に仕上がります。
「私は口下手だから」などは関係ありません。
しっかりとした文章を書くことができれば面接でもしっかり落ち着いて答えることができるようになります。
「文章が書ける人は論理的に考えることができる」
国語(現代文)は普段の学校の勉強も「なんとなく」ではなく「なぜ」「どうして」「この答えになるのか」を考えておきましょう。
※イベントやキャンペーンは教室ごとに異なります