今年度の大学入試はどうなるか
昨日は久しぶりに高校の先生にお会いして情報交換。
話題はやはり高校受験と大学受験になります。
6月初めに教室で高校入試説明会と大学入試説明会を同日開催しますが、昨年度の高校入試の平均点も来週あたりには分かるはずなのでレジュメを完成させていくことになります。
私立高校は今学校案内を作成中のようですが高校無償化に伴い諸作業に時間がかかっているようです。
メインのテーマは大学受験でした。
志望校に合格した生徒さんも上の大学は補欠2校で結局追加合格は出なかったそうです。
各大学の追加情報を調べたり情報開示を細かくチェックしていると全体的な傾向が見えてきますが「追加合格者が年々減っている」ことは各大学で共通しています。
2023年度入試から収容総定員に対する充足率超過を見るようになりましたので今年2026年度が4年目で1巡することになります。
大学別で充足率がぎりぎりの大学、学部で超過している大学もあり2025年度入試で一気に正規合格者自体を減らし追加合格も絞り込んでいることが各大学のデータを分析してよりはっきりしました。
4年(一部6年)単位での充足率で考えると今年度入試もさらに正規合格が昨年並みに横ばいか減少して、追加合格も絞り込まれることになると考えています。
一方の各種推薦での年内入試に関しても調べました。
現在一般的なグループ分けの日東駒専以上は年内入試での合格者は低くなっています(総合型はかなり狭き門です)。
日東駒専に続く大学に関しては一気に年内入試での合格比率(対定員)が増加します。
多いところでは入学定員を超えている大学も出てきます(※併願可や複数学科エントリー併願可もあります)。
大学でも学部によっては序列が入れ替わる場合もありますが一定ラインでの受験形態別合格者比率がガラッと変わっていることが分かります。
今年度入試は全体的には昨年度よりも厳しくなるという予測です。
年内入試の場合は総合型選抜での志願者は年々増える傾向にありますのでその分合格者は多少増やすとは思いますが、多すぎると一般選抜で合格者をさらに絞り込まざるを得なくなるため極端に増やすことは今までの各大学の入試結果を精査するとあり得ないと言えます。
私立高校に関しては推薦枠での進学も多いので直接影響は出やすいはずですし、定員を大幅に超過している場合も指定校推薦枠自体は増えないため高校内部のセレクションもどうしても厳しくなります。
特に総合型選抜を受験したいと考えている人はとにかく「文章を書けるようになること」が大事。
毎年この時期から各受験生に対して「こういう形で入試に向けて仕上げていこう」とより具体的に考えることになりますが、生徒さん自身にも頑張ってもらわないといけないのが実情です(本番についていくわけにはいきませんからね)。
教室での説明会に関する情報は来週あたりにリリースする予定ですが外部の方の参加も席数には限りがありますが受け付ける予定です。
今日書いた内容に関しては具体的な数字は出していませんが当日は数字を具体的に出しながら説明します。
※イベントやキャンペーンは教室ごとに異なります