100%に仕上げることで80%以上の力が出せる

高校生のテスト前指導や自習対応を行っていると様々な状況が発生します。

昨日は数学で「この部分捨ててもいいですか?」と数学で相談がありました。

話を聞くと30%は証明が出題されるので残り70%を完璧にしたいとのこと。

出題される学校問題集の内容を再チェックして(一度授業で触れていました)、「パターンを押さえれば解けるから『捨てる』なんて言わないように」と話しました。

個人的には100%の準備をして80%以上の力が本番で出せればOKだと考えています。

70%x80%だと56%です。

残り30%を諦めていたら得点率は0ですので「僕が見ても難しすぎる問題だったら仕方ないと思うけど絶対に解けるからもう一度試してごらん」とアドバイスしたら解けることが分かったので問題は解決しました。

以上は定期テストで時々ある話ですが、正直「捨てる」問題はないと考えています。

学校の問題集は難しい問題もありますが解説もしっかりしており(たまに途中式を省いている場合もありますが)、事前に準備すれば帆との℃の問題に対応できるからです。

ではこれが大学受験だったら。

皆さん「捨てる問題がある」とは絶対考えないですよね。

とにかく完璧を目指す、志望校の受験での得点率を高めることしか考えないはずです。

そうしないと合格できない状況であれば出題範囲は全て押さえるのが当然だからです。

定期テストで「捨てた」部分は大学入試の際に自分自身に跳ね返ってくることがあります。

これは全ての科目について言えることです。

英語なら英作文を捨てた場合、語順整序(並び替え)問題に影響が出る可能性がありますし、国語の普段の漢字テストもしっかり取り組んでおけば大学入試の過去問でのミスは少なくなるはずです(もう一度漢字知識のテキストで復習する必要はありますが楽になるということです)。

ですから「捨てる」という考え方自体は本当にぎりぎりの段階でどうしようもない場合に判断すべきで、テスト1週間前に考えることではありません。

基本は「準備をしっかり行っておく」「準備したことの80%以上の力を出し切る」ことです。

そのためにテスト範囲のすべてをしっかりと今週末に押さえておきましょう。

京進の個別指導 スクール・ワン 鎌取教室ページを見る

※イベントやキャンペーンは教室ごとに異なります

投稿日:2025.05.23