女子大の数が減っていく

今日は京都ノートルダム女子大学が今年度から募集を停止するニュースが入ってきました。 → 同大学のお知らせのページに移動します

情報公開ページを確認したら2020年からの5年間で入学者が半減して定員充足率が約60%となっています。

京都でもなかなか大変だということを知りました。

首都圏に関しては大学によって状況が異なっています。

まず共学化を進めている大学ですが東京家政学院大学(2025年度は生活共創学部、2026年度から全学部)は充足率64%ですが栄養学系の充足率は95%です。

来年度からは女子栄養大学(埼玉)が共学になりますが2024年度の定員充足率は98.7%で実践栄養学科以外は入学者が漸減となっています 。

以前と異なり収容定員充足率が低くなっている傾向にありますので共学化は一つの方法だといえます。

東京家政学院大学は2024年度の収容定員充足率は62.4%ですが人間栄養学部は95.2%となっています。

清泉女子大の場合は2022年度106%から2024年度88%に、大妻女子大は102%ですが以前多摩キャンパスから千代田キャンパスに機能を移したことで志願者が増えました。

共立女子大は2024年度で107.2%、津田塾大は117%、日本女子大104%、東京女子大108.9%、聖心女子大114%、実践女子大109%、和洋女子大は87.%ですが心理・看護・栄養学は充足率は100%以上となっています。

昭和女子大105.5%、跡見学園女子大76.5%(これは1・2年次新座キャンパスが影響しているかもしれません)、鎌倉女子大112.4%、川村学園女子大43%(一部学科は目白に移転、2025年から教育学部廃止)、駒澤女子大78%(人文学部はすでに廃止、デザイン・栄養・看護は充足率が高い)、相模女子大85%(メディア・デザイン・心理・栄養系は充足率が高い)、聖心女子大114%といった状況です。

学習院女子大は来年度から学習院大に統合されます。

女子大に関しては教室の生徒も多く進学していますが人気があるのはやはり「管理栄養・デザイン・心理」でその後に「文学」が続きます。

単科系でなければ今述べた学部学科はありますので一般選抜の場合は皆さん管理栄養なら管理栄養をほぼ同じ大学で受けるというパターンになっています。

あとはアクセスの良さでしょうか。

在千葉の大学に関しては実際に千葉に住んでいるとよくわかりますが都心から下ってくる人自体は少なく、逆に上る人が多いのでなかなか増える要素が見えにくいのが(共学校も含めた)率直な感想です。

今回は首都圏にクローズアップしましたが地方では例えば長野の清泉大(旧清泉女子大)など共学化を行い、年末に問題になりましたが一部一般選抜の枠がなくなったため入試を行わないなど難しい問題も発生しています。

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投稿日:2025.04.28