今年度の千葉県の高校入試はどうなるか

今日の午前中は高校入試説明会に参加してきました。

公立は上位校を除くと倍率は落ち着いています。

2015年から10年経って千葉県の全日制公立の入学者は33,402人から28,266人に減少。

2021年からは533名減少となっています。

一方の私立は2021年のコロナ禍から1,000名ほど増加していますので私立高校を選ぶ生徒は増えていると言えます。

今年度から始まった高校無料化の動きも私立に追い風となりそうです。

追い風になる要因はもうひとつ考えられます。

私立高校の併願基準の上昇です。

現時点で主な私立高校での併願基準は14以上がほとんどですが、教室の近くの私立高校は単願で5科目18~19の基準に上がっていますので併願推薦が難しい→単願なら足りるので推薦で進学しようという生徒も増えています。

私立高校に追い風が吹いていることは事実ですが、高校側も欠席日数を3年次のみから1・2年次それぞれ〇〇日以内としている学校もあるので単願推薦が取れない場合は一般入試での受験となる場合もあります。

欠席日数に関しては今年度入試から出欠日数、行動の記録など4項目は公立受験の場合調査書から削除となりますので逆に勉強がしっかりできていれば公立受験を考える人が一定数出ることも考えられます。

公立入試は一本化により倍率が劇的に下がり、上がる要因は現時点では見当たりません。

少子化による定員削減は今後も各学区の高校で行われるはずですが、千葉県の場合私立高校の数は多くないため「公立高校か私立で一定レベル以上の高校」を選ぶ傾向が続くと考えられます。

まず注目したいのは来月に発表される予定の昨年度公立高校入試の平均点です。

中上位校の生徒は教室でもなかなか点が伸びず心配しましたが結果として全員合格でした。

模試で200点くらいの人はそれほど影響を受けませんでしたが、一定以上のレベルの問題が難しかったためと考えています。

入試自体は5科目でしっかりと得点を取ることを意識して3年次の授業に臨みましょう。

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投稿日:2025.04.18