鎌取教室の大学入試推薦対策と指導④
今日は立正大学 経営学部 経営学科に指定校推薦で合格した生徒さんの話です。

・7月までの指導
4月に入室、当初から推薦入試(年内入試)での合格が目標でしたので学校の評定を上げることに重点を置いた指導となりました。
部活も6月下旬までやっていたので事件的な制約はありましたが英語を中心に指導を行いました。
・夏期講習中の指導
志望校は立正大に定め総合型選抜の対策準備を始めました。
立正大学も事前課題ですが一次選考と二次選考に分かれており、一次選考通過が絶対条件となります。
加えて経営学部に関しては公募での募集は行っていないので一回で決めなければいけません。
課題テーマは「女性が活躍している企業」。
生徒にはリサーチに入ってもらいながら参考となる書籍をいくつか探してきてもらい、私が探してきた書籍と合わせて読み込みながら日本と社外国の女性の社会進出における現状、日本における事例とその課題についての授業を行いました。
わかりやすく説明すると「海外では女性の社会参画が進んでいるが日本ではこれから」「その原因と改善策」を見つけようという話です。
論理構成の組み立て方からスタートして、表現力と語彙力を増やすこと、書きながら知識を蓄えていくことを意識して指導を受けてもらいました。
・9月以降
学校の指定校一覧が発表され生徒の評定が基準に達していたことから急きょ指定校でも校内選考にエントリーすることになりました。
指定校推薦は高校により異なりますが生徒の学校は「指定校で校内選考を行う大学と同じであれば総合型の出願もOK」でしたので、まず総合型の出願を行い校内選考書類を作成してもらいました。
校内での一覧発表から1週間ほどしか期間がなかったのですが総合型の準備で文章をかなり書き込んでいたので書類作成はスムーズに進みました。
校内で手を挙げた人は4名で枠は1名。
9月中下旬に学内の科目テストと面接が行われましたが科目テストに関しては情報がないため生徒自身が先生からヒントをもらっていました(学校の先生もこんな感じだよと皆さんに話していたそうです)。
面接に関しては総合型の準備も兼ねて早めに始めていましたがアドミッションポリシー、キャリアプラン、そのために大学で何を学ぶかをしっかり固めた上で選考に臨んでもらいました。
結果は内部選考通過。
その後学校側から大学に連絡が行き総合型は「不合格」での連絡が来ましたがこれは当初言われていたことと同じですので指定校推薦の入試対策にすぐに移りました。
特に注意したのは面接です。
アドミッションポリシー、キャリアプラン、そのために大学で何を学ぶかを掘り下げて大学案内の内容をしっかり理解してもらいましたが、本番ではその内容で質問が出てしっかり答えきれたそうです。
※指定校は落ちないと言われていますが、実際に落ちた人を知っています(うちの生徒ではありませんが同級生が落ちたとのこと)のでしっかりと準備を行うことは大事です
12/1に無事合格。
当初は総合型選抜での入試のみ考えていましたが1学期の勉強も頑張ってもらった結果、指定校推薦の入試に切り替えることができた例です。
年内入試に関しては指定校>公募>総合型の順に合格率が高くなっていますが、指定校と公募の枠は変わらないため総合型に受験者が集中する傾向がある点、総合型での合格は定員以上にするのですが上限は一般選抜の定員枠との兼ね合いで決まってくる点など考慮する必要があります。
対策をしっかりと立てて受験に臨むのは推薦でも一般選抜でも同じです。
対策を立てた人は「落ちにくく」なります。
今からできることをしっかりと行いましょう。
※イベントやキャンペーンは教室ごとに異なります