年内入試はその後の過ごし方が大事
私大の大学入試は60%が各種推薦などの年内入試で決まります。
実際、私立高校は年内入試での進学者が圧倒的に多く特進コースの人は一般選抜での受験という形ができあがっています。
教室の生徒も毎年70%以上が年内入試で進学していますが、入試の前からかなりハードな指導になるので第一志望校で決まる人がほとんどです。
教室の高3生に以前「クラスの他の人はどうだったの?」と聞いたことがありますが「総合型でも落ちている人がかなりいる」と言ってました。
年内入試での受験・進学者が多くなっている状況だと当然大学も全員ウェルカムというわけではないので、しっかり準備している・大学に入って何を学び将来はどのような仕事がしたいかキャリアプランを考えている人を受け入れる状況になっていると言えます。
あとは合格後の「入学前課題」がしっかり出せているところは良い大学だと思います。
もちろん課題に対する取り組みが不完全でも入学取り消しにはなりませんが、医療系など専門学部は事前課題をしっかり学習しておくと入学後が楽でしょうね。
教室でも今月末卒業になりますが年内入試の高3生は事前課題をしっかり取り組んでおり質問にも来るので、入学後も心配せずに済みそうです。
昨春資料をまとめた際に4年制大学進学者数は2000年も2020年も48万人、ただし高3生人口は151万人から117万人に減少しています。

推薦進学者は2000年19.2万人、2020年26.2万人で2020年の段階で54.6%を占めている計算になります。
昨年度の段階で大学を選ばなければ入学できる「全入状態」に入り定員割れの時代に入っています。
とはいえ皆さん大学は選ぶので特定の大学では推薦入試のハードルが高い状態のままで、一方定員を確保したい大学は推薦で定員100%近くまで合格を出すという状況になっているわけです。
来年度以降もこの傾向はしばらく続くと予想していますが、「行きたい大学に合格したい」人はとにかく事前の準備をリサーチも含めしっかりと行ってください。
※イベントやキャンペーンは教室ごとに異なります