リスニング対策にはディクテーション(書き取り)を
今日は英語リスニング対策の話です。
教室ではリスニングが苦手な人にディクテーション(書き取り)を勧めています。
過去問や共通テスト模擬問題、中高問わずできる対策です。
まず音源を一文ずつ聞いてそれを書き起こしていくという非常にシンプルなやり方です。
当然聴き取れない単語・わからない単語は書き出せませんが、10回くらい聞き直してチャレンジしてもらう場合もあります。
これは僕が実際に試した方法です(試していないことはお勧めしていません)。
諦めの早い人は2回くらいでギブアップしますが、10回くらい聴いても細かいところはやはりミスが出ます。
繰り返しになりますが聴き取れない単語やわからない単語は書き出せません。
ただしリスニングで使われる単語にそれほど難しいものはありませんので「耳を慣らす練習」だと考えましょう。
基本的にミスが出やすいのは They’re など省略されたbe動詞や前置詞などです。
弱めに発音されるので聴き取りにくい箇所ですね。
即効性に関しては個人差は出ますが、中1の教科書本文でテスト対策をしっかり行った結果50点から73点に一気に得点が上がりました。
教科書本文など決まっている範囲であれば1か月半程度でかなり効果が表れます。
入試などの場合も短期間では難しいのですが半年以上じっくり取り組むことで途中から聴き取り能力は向上します。
僕の専門はロシア語なのですが、英語に関してもセンター試験の文章をベースにした問題集1冊をすべて今述べた方法で書き取った結果聴き取り能力は高まりましたし、それまで苦手だった英会話も普通に行えるようになっています。
ただし、最初に書いた通り「途中で諦めないこと」が大事。
ダラダラと行うよりも短期集中で一気にチャレンジすることもお勧めです。
※イベントやキャンペーンは教室ごとに異なります