小論文作成のヒント

今年の夏期講習では小論文の指導もかなり行いました。

特別なテキストは使わずA4のレジュメ1枚のみを最初に使用しましたが、凝縮するとそれだけの文章で書けるようになっていくということです。

最初は大変です。

残念ながら高3生、特に初めて小論文(というかまとまった文章)を書く人に見られることですが主語と述語が一致しない、文章が成り立っていないなどの現象が見られます。

例えば「日本の観光における問題は海外からの観光客が多くなりすぎている」みたいな文章ですね。

「日本に観光における問題は海外からの観光客が多くなりすぎていることである」にはなぜかなっていないため、主語と述語が一致しないことが最初は起こります。

「〇〇を改善するために●●である」という文にもよく遭遇ししますが正確には「〇〇を改善するために●●が重要(必要)である」です。

「私に〇〇の解決には●●が必要だと思われる(正解は私にとって〇〇の解決には●●が必要だと思われる)」という形の文にも出会うことがありますがかなり悩みますね。

文を書き慣れていないと上記の現象?が起こりますしいったんついた癖?は修正するのに時間がかかります。

小論文の3段構成などは割と早めに修正はできますが、文作に関しては書き込んでいくことが一番の解決方法です。

最初夏前は同じような状況だった人もの時期には「ここの表現『で』ではなく『に』の方が文章としてしっくりくるんですが」と提案してきます。

文章作成能力を高めたければ書いて修正してを繰り返すことが一番です。

文章をきちんと書けるようにする期間を1か月とすると、その間は様々なパターンを書かせることはできません。

あくまでも一つのパターン(課題)で書き慣れることを優先しますので、時間切れになる場合はそのパターンでしか書けないことになります。

具体的にはSNSに関する影響で書き慣れていった場合、それ以外の少子高齢化などは頭の中にそもそもアイデアがないため書けないということになります。

小論文自体は書き方(構成)は難しく考えなくても良いと話しています。

むしろ表現力を高めなさい、言い換えができるくらい考えなさいという点を意識しながらアドバイスしています。

特に年内入試の高3生はしっかりと練習を行いましょう。

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投稿日:2024.09.07