算数のつまずき 〈教室長のつぶやき〉

算数のつまずき 〈教室長のつぶやき〉

小学生の算数の関門はいくつかあります。まずは時計。時間というのはそんなに簡単じゃないですよ。秒から分、分から時間へは60進法だし。「20分前」という「前」は手前という意味で、前に進むという意味じゃないし。小学生低学年にとっては、あれれ?と考えていくうちに授業はどんどん進んでいって。時計は何回も出てくる問題でもないのですが、のちのち旅人算や時速を分速に直すことやいろいろの場面でボディブローが効いてきます。中学生でもそこらへんがもやっとしている生徒は数学と仲良くなれなかったりします。

また、何と言っても小学生の算数は「割合」「比」というところが難敵です。もとの数を1とおくというのも難しいです。中学生でも2割引きで買うというのがあやふやな生徒は少なからずいます。

しかしあんまり心配はしなくてもいいかもしれませんね。この手の算数・数学は何度もでてきて、遅かれ早かれなんとなくわかってくる生徒が大半です。

ただし、数学がどんどん得意になって「理系女子(リケジョ)」「理系男子(リケダン?)」になるためには、小学生の「算数」は大事です!

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投稿日:2022.04.27