高校受験~模試帳票の読み方~ 千葉編
9月からは高校入試の模試の回数が増えてきます。
模試の帳票を返すときに生徒に話していることは「判定はさらっと見て」「正答リスト」を見なさいということです。
それぞれの模試の種類で異なりますが「正答率40%以上の問題で間違えたものにマーカーを引いてください」と話します。
当然マーカーで引いた線が多いほど色が付きますが、どこを強化したらよいか一目でわかるようにします。
線が多い科目は得点が低いということがすぐい分かりますので、どこをできるようにする、ミスを減らすということを理解してもらってからもう一度得点の記載されている表のページに。
「5科目で7から8点上がると偏差値も1上がるよ」と話します(1科目の偏差値は1.5から2点で1上がるとも話します。
1科目10点、5科目50点上がればざっくりとした計算で偏差値は7くらい上がる計算だと考えましょう。
漢字の正答率が低ければ漢字を意識しながら、計算が取れていなければ計算を意識しながらとどこを意識して学習すればよいのか見えやすくなります。
数学に関しては「大問1・2は全部取れば60点近くになる」ことも考えましょう。
確率・角度・体積・作図など、特に作図は必ず出ます。
残りの大問3・4・5は(1)を正解させることが第一の目標になりますが、数学は押さえるところを間違わなければ大丈夫ということになります。
英語に関しては今年はとにかく文法事項が多くなっています。
普通に分詞も押さえなければいけないので(これは9月以降学校で勉強します)、負担はかかるかと思います。
後気になるのは浮力の問題。これも昨年とは違い定期テストなどでも出題されていますので100㎝3で1Nの重力など押さえるポイントははっきりしています。
どこを強化するか見えていたらまずそこから始めましょう。
基本的なものをしっかり押さえることが重要です。
高3生は指定校の内定が出た人もいますが来週以降それなりの数で出るはずです。
夏期講習時に基本的な学習は終えている人が多いので今後は実戦的な問題を解きながら必要に応じてさかのぼることを2か月程度行い、その後共通テスト対策、私大・2次対策に進んでいくことになります。
※イベントやキャンペーンは教室ごとに異なります