進路を考えるということは、「決めること」 〈教室長のつぶやき〉
私たちは小さなことから大きなことまで、日常的にたくさんの決断をしています。決めることが子どもの成長することにつながるとも言います。小さな決断から始めます。なんでも親が先回りして決めてしまっていることはないでしょうか。良かれと思って何でも親が決めてしまうと、結局決める決断をする訓練をしないままだんだん大きな決断をしなければならない場面に遭遇し立ち往生、という困ったことに。もっとも、大体の生徒は自分で考えて自分で決めようと思っていますから、あまり心配はしないでいいですよ。
さて、進路を考えるということは、自己を見つめて自己分析して、進む道のいろいろな情報を取得して自分の道を決めていくといことです。もちろん一度決めたけれど、いろいろさまよいながら行く道を修正して変えていくことも大事なことです。
私はいままで多くの進路相談を行ってきました。生徒と話していると、この生徒はこのような得意分野、または性格の特長があるので、こんな進路が向いているかも、と感じることはありますが、「あなたはこんな進路が合っているのではないですか」と言って具体的な進路を提示するのはちょっと押しつけがましいような気がするので口に出すかどうか迷ってしまいます。カウンセリングというのは本人の気づきのお手伝いをすることなのですから。
とはいえ、この頃少し考えを変えてみました。生徒の情報の幅を増やすためにもキャリアカウンセラーとしての経験からのアドバイスとして具体的な提案の情報提供をしてもいいのでは、という意見を聞いたからです。それに経験上、生徒の皆さんはそんなにこちらの意見を聞きやしないもんですしね!
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