大学受験、一般入試か推薦入試か? 〈教室長のつぶやき〉
年が明けると、入試のシーズンが到来です。その中でも最も注目されるのが、やはり大学入試ではないでしょうか。最終学歴となることが多い大学。目指す大学に合格するために中学入試も高校入試も頑張ってきたといってもいいかもしれませんよね。
ただし、実は大学の入試のシーズンはすでに年内から始まっていて、年が明けるころにはかなりの受験生が入学する大学が決まっています。
大学進学希望の高校1年生、2年生の皆さん、保護者の皆さん、一般入試、推薦入試どちらを選びますか?
推薦入試の王道はなんといっても指定校推薦でしょう。大学から高校に人数と評定平均の条件等を指定し、高校からその条件内で推薦した場合、ほとんど合格が約束されているという制度です。
高校入学時から、「受験は指定校で」と決めている高校生も少なからずいます。そのためには、1年生から定期テストを頑張って高い評定をとる必要があります。もちろん成績だけでなく、欠席要件がある場合もあるし(「欠席が20日以上あったりするとダメ」とかです)、推薦要件には明記されていなくても、遅刻が多いと推薦しないという決まりのある高校も多いです。
指定校推薦は私立大学であることが多いのですが、国公立大学も推薦入試枠があります。地方国公立大学など、侮れないくらいの推薦募集枠があったりします。しかし国公立の場合は、指定校ではなく、小論文テストやセンター試験を課すところがほとんどで、倍率もあります。つまり合格は約束されていないということです。
推薦入試は専願です。合格したら辞退はできません。とくに指定校推薦は志願大学イコール入学大学になります。
一方、一般入試は入試の点数だけで合否を決めます。評定平均はほとんど関係ありません。どこの高校の在籍者であっても、浪人生であっても、平等に受験できます(一部私大医学部でそうでない選考があったことが問題になりましたけど・・・)。
難関大学を目指す生徒は、やはり受験の王道「一般入試」に挑戦することが多いのではないでしょうか。受験勉強は辛いけれど、やっただけ自分の学力は高まります。一般入試で入学した学生は、入学後に授業についていけないということは少ないはずです。(怠けて授業にでなかったりしたらもちろんついていけませんけど、そんなの論外ですよね。)
しかし一般入試は合格するとはかぎりません。第一志望に合格する受験生は2割に満たないと言われています。だから受験校も「目標校」「実力相応校」「安全校」「絶対安全校」等複数受験する必要があり、一人あたりのべ6~10校受験するため検定料もかなりのものになります。一般入試はお金がかかります。それなのにすべり止め(と思っていた)大学にしか合格できず、なんと自分より全然勉強できないと思っていた友人の推薦入試で入った大学と同じになってしまった・・・というのもよくある話。
一般入試、推薦入試どちらを選ぶか?
一つ言えることは、高校の成績がいいとどちらも選択できるということ。高校生は学校の成績はキッチリ取ることが肝心です!選ぶ自由を手に入れるためにもね。
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