小学生、中学入試どうする? 〈教室長のつぶやき〉
中学入試のお話です。
中学入試をするかしないか、悩んでいる保護者の方も多いと思います。ここであえて「保護者の方」と書きましたが、中学入試の場合の決定権(とくに受験するかしないかの決定権)は子どもではなく、お母さん、またはお父さんにあるといえるでしょう。
3月になると、難関大学の合格者の高校別ランキングがでます。一時よりも公立高校の復権が言われていますが、やはり私立中高一貫校、そして公立の中等教育学校が上位を占めていますよね。この結果をみると、中学入試を無視できない気持ちになるのも当然です。
しかも、中学入試で頑張れば、高校入試はスルーできる!
(高校入試には、①中学の部活との両立、②「中二病」に代表されるムズカシイお年頃のため、親の言うことを聞いて受験に一直線とはいかない・・・このようなリスクがありますよね。)
もう一つ。万が一結果がでなくても、公立中学には普通に入学できる。
マイナス面は費やすお金と、とくに時間は半端ないということ。
もちろん、私立中学に入ったら必ず難関大に入れるというわけではない、というのも忘れちゃいけない。
中学入試については、いろいろなことが言えると思いますが、今回は中学入試に合っている子とそうでない子についての「つぶやき」です。
子どもにはそれぞれ個性がありますが、成長の速度も違います。小学校高学年で、すでに落ち着きがあり、「大人っぽいなぁ」と思われるお子さんは、中学入試に向いているでしょう。具体的には、朝決められた時間に起こされなくてもちゃんと起きてくる。身の回りの整理整頓ができる。ガマンができる・・・等々です。
一方中学入試に苦戦するタイプは、「子どもっぽい」タイプです。この子たちも中学になると急に大人っぽくなったりするわけですから、小学校高学年ではまだ期が熟していないわけですよね。熟していないところに過酷な受験勉強をしなければならないのだから、力が発揮できない子もいるというわけです。進学塾の長い授業は「メンドクサイ」し、ようやく夜家に帰ってもそれからまた宿題をするなんて「アリエナイ」。お母さん、お父さんは大好きなので受験はガンバルと言う。子どもらしいといえば子どもらしい、かわいいタイプですね。おだててうまく持っていくこともできます。
中学入試に合っているタイプというのはたしかにありますが、それはあくまで傾向でありますから、やってみなくてはわかりませんよね。余程間違えた勉強をしない限り、小学生でしっかり勉強をしたということは決して無駄にはならないと思います。
中学入試どうする?
※イベントやキャンペーンは教室ごとに異なります